グループホームゆうゆう

隼人温泉病院

平成22年4月1日 発信

 3月14日に介護老人保健施設:希望の里で『介護教室』が開催されました。この『介護教室』は、希望の里に入所する利用者のご家族を対象に、介護老人保健施設が果たす役割や活動の取り組みを紹介するほか、介護に関する勉強会などを年3回実施しています。今回は、「ゆうゆう」の入居者・職員も参加して、一緒に勉強しました。
 まず、窪田マサ子さん(作業療法士)の「認知症について」と題して講演があり、認知症の種類や症状(中核症状・周辺症状)と対応法、物忘れ(健忘)との違いや家族にできる介護のアドバイスなどをスライドで分かりやすく解説しました。また、認知症と在宅復帰をテーマにした介護劇、一年間の『介護教室』を振り返りながら、レクリエーションや行事の活動報告があり、参加者の皆さんは熱心にメモをとりながら聞き入っていました。
■介護劇『バナナの思い出』
 3月14日に介護老人保健施設:希望の里で開催された介護教室で、希望の里、グループホーム「ゆうゆう」、グループホームなでしこ(姶良市)の介護職員による介護劇『バナナの思い出』を初舞台で好演しましたので、その模様をここにご紹介します。
【脚本】
  • 村岡 宏章:ゆうゆう
【出演】
  • 入居者フミ(中園由美子:希望の里)
  • フミの息子(濱田 正江:希望の里)
  • 息子の妻 (山村 美紀:なでしこ)
  • 職 員:A(福重まり子:ゆうゆう)
  • 職 員:B(徳丸 真弓:ゆうゆう)
  • 入居者:C(竹下ちえみ:なでしこ)
  • 入居者:D(平城絵理子:希望の里)
 介護老人保健施設に入所している認知症のフミさんが、朝食に出されたバナナをシルバーカーや部屋の中に隠し、黒く変色して腐ったバナナにハエが湧いているのを職員に見つかって叱責されます。そこに突然、東京に住む息子夫婦が面会に訪れ、息子の顔も忘れ、腐ったバナナに執着する母の変わり果てた姿にガッカリします。ふと、息子は小学校の遠足を思い出し、当時はまだ高価で珍しかったバナナを「遠足のおやつに持って行きたい!」とせがみ、母は仕事が終わって鹿児島市の山形屋(デパート)まで買いに行って遠足に持たせてくれたのでした。そんな『バナナの思い出』をフミに話すと当時の記憶がよみがえり、息子であることに気付きます。息子は定年を機に故郷で母の面倒をみることを決意し、妻を説得して迎えに来たのでした。それを聞いたフミは涙を流して喜び、夫の『バナナの思い出』に感動した妻も義母との同居を決心するのでした。
 こうしてわが家に帰ることになったフミさんは、入所者や職員の惜しみない拍手とエールに見送られ、笑いと涙で舞台の幕が下りました。…おわり
 初舞台で「バナナの思い出」を熱演する希望の里・ゆうゆう・なでしこの介護職員

■午踊り(慰問)と交流会(グループホームあもり)
 五穀豊穣、家内安全、畜産奨励、厄払いを祈願する隼人町の伝統行事『初午祭』が3月7日に鹿児島神宮で行われました。それに合わせて、霧島市内の医療・福祉施設や事業所等を対象に鈴かけ午踊りの慰問が行われ、当ホームには2月27日に日当山中学校(昭和60年卒)厄払実行委員会〔写真上〕、3月8日に霧島市連合青年団:隼人支部〔写真下〕の皆さんが午踊りを披露して下さいました。
 こうして郷土の伝統行事を身近に接し、人馬一体の踊りを心ゆくまで楽しみました。
踊り連の皆さん、ありがとうございました。なお、8日はグループホームあもりの入居者14名・職員5名との交流会を兼ねて一緒に見物したほか、「御幸札」を頂くにあたって、ゆうゆうの美知子さん(1号館)と秋郎さん(2号館)、そして、あもりのヨシさんが入居者を代表して「花」を手渡されました。
 午踊り(慰問)がきっかけで、午踊りを見物したあと、グループホームあもりの中野恵さん(管理者)ほか、入居者・職員19名の皆さんと『交流会』を開きました。
 グループホームあもりは、霧島市隼人町の溝辺町境に近い高台にあり、地理的条件で慰問が難しいため、「午踊りが見たい!」との入居者の願いを叶えようと、中野さんからゆうゆうに申し出があり、『交流会』が実現しました。屋外にテーブルを並べて茶話会を開き、自己紹介と音楽に合わせた集団体操・嚥下体操を全員で行いました\(^0^)/
 約一時間の交流会でしたが、「来年もまた会いましょうね!」と再会を約束しました。
なお、今回の交流記念に“友好の証”として、あもりから満開の桜をモチーフにした手作りの貼絵が贈呈されました。…あもりの皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m

■職場体験学習(隼人中学校)
 職場体験を通して、働くことの意義や仕事に対する理解と意識を深め、職業観や職業選択の能力を養う目的で、3月9~11日の3日間、隼人中学校『職場体験学習』が行なわれました。今回は、2年生の中村結香(ゆか)さんが参加され、管理者から認知症やグループホームに関する概要と業務内容の説明、社会人としての人材や資質等についておリエンテーションを受けたあと、介護の現場に入って調理・炊事・洗濯・掃除などの家事援助や入居者との会話・レクリエーションによるコミュニケーション実習、認知症の評価テストや車椅子体験など、介護の基本について学習しました。
 中村さん、3日間の体験学習はいかがでしたか?介護という仕事を通して認知症を理解しながら、お年寄りの生活を支えることの難しさやコミュニケーションの大切さを実感したことでしょう!一生懸命に取り組んだ中村さん…おつかれさまでした。m(_ _)m

【編集後記】
 デジカメで写した画像をパソコンに転送して印刷すると「もう(写真が)出来たの?あんたのカメラは速いねぇ」 と驚く!それをメールで家族に送ると「…」。電報の時代を生きた高齢者に『文明の力』は難解で混乱を招いた。翌日、絵手紙に住所と名前を自分で書いてポストに投函したら、笑顔が戻った。速さより納得が大事です!