グループホームゆうゆう

隼人温泉病院

平成21年12月1日 発信
■温泉一泊旅行 in 霧島
 秋の気配が漂う霧島温泉郷に泊まって、のんびりと温泉に入ったり、美味しい食事を したい!…そんな入居者と職員の想いがついに叶いました。
 入居者とご家族、そして職員の総勢29名は、10月6~7日と11月5~6日の2班に分 かれて、霧島神宮に程近い『さくらさくら温泉』へ一泊旅行に出かけました!
 10月の1班は、初日から台風18号の接近に伴うあいにくの空模様で、直撃こそ免れた ものの、終日雨に見舞われ、宿泊したログハウスから一歩も外に出られずに室内で過ご すことに。それでも、温泉が豊富に湧き出る岩風呂に入ったり、泥パックをしたりして のんびりと温泉を満喫しました。温泉の次は、黒豚しゃぶしゃぶのコース料理をお腹い っぱい堪能し、消灯までの余暇時間をカラオケに興じたり、ソファでテレビを観たり、 思い思いにくつろいで初日を終えました。
 翌朝、台風の接近で次第に雨足が強くなり、早々に朝食を済ませた一行は、慌しく帰 り支度を始め、降りしきる雨の中、職員はカッパを着て入居者をクルマに誘導したり、 荷物を積み込んだり、びしょ濡れになって奮闘すること30分!予定の10時にチェックア ウトして一路ホームを目指し、無事帰宅の途に着きました。
 一方、11月の2班は、1班とは対照的に秋晴れの行楽日和に恵まれ、午後2時に一路 高千穂牧場を目指しました。すでに稲刈りを終えた山間の田園風景と色づき始めたモミ ジやウルシの紅葉、コナラやイチョウの黄葉を車窓から眺めながらのドライブです。 高千穂牧場に着いてトイレを済ませたあと、名物のソフトクリームを食べながら足湯に 入ったり、霧島連山をバックに記念撮影をしたり、土産店でショッピングを楽しんだり …のどかな牧場の秋を満喫しました。
 『さくらさくら温泉』に到着した一行は、早速岩風呂温泉に入って身体を温め、しゃぶ しゃぶのコース料理を食べながら、女16人!おしゃべりもいつになく舌好調で、夜が更 けるまで賑やかな笑い声が響きました。
 一夜明けて、朝食は高千穂牧場で購入したパンやヨーグルトで済ませたあと、朝もや が残るログハウス周辺を散策したり、霧島市春山の高橋農園に立ち寄って“柿狩り”を楽 しんで、袋いっぱいの柿をお土産に無事家路に着きました。
 ゆうゆうの開設以来、初めての一泊旅行でしたが、街の雑沓や日常の生活空間を離れ、 秋を彩る霧島の自然と温泉、料理などを全身(五感)で感じながら、癒しのひとときをみ んなで共有できたことに感謝しつつ、ご支援とご協力を頂いたご家族ならびに松城会関 係者の皆様に心から御礼申し上げます。…ありがとうございました。

■グループホーム協議会
『鹿児島県認知症高齢者グループホーム連絡協議会』をご存知ですか? 県内のグループ プホーム(認知症対応型共同生活事業所)が加入し、6支部から構成する組織です。 「ゆうゆう」は、姶良町・加治木町・蒲生町/伊佐市・湧水町/霧島市の3ブロックで構 成する姶良・伊佐支部(38事業所)に所属して活動しています。
 協議会は、グループホーム相互が連携しながら健全な事業運営と介護サービスの質の 向上を目指し、認知症高齢者とその家族が地域社会で安心して暮らせる環境づくりに寄 与することを目的に活動しています。その主な活動は、認知症の理解と予防、グループ ホームが果たす役割などに関する認知症セミナーを開催して啓蒙活動を行ったり、グル ープホームで働くスタッフの教育・指導・親睦・交流などの各種研修を通して、知識と スキルアップを図りながら、事業所・職員相互の協力と支援体制の強化に取り組んでい ます。
 最近の協議会活動として、去る9月30日に『介護実技セミナー2009』と題して、現場で 働く介護職員を対象にした研修を開催しましたので、ここにご紹介します。

介護実技セミナー2009】 みそめ館(霧島市溝辺町)
 このセミナーは、移乗や入浴介助を通して介護技術の原理・原則を見直し、力学に基 づいた介護負担軽減のテクニックを身に付けるスキルアップ講座として、介護者の腰痛 予防と利用者の自立支援に供することを目的に、姶良・伊佐支部が主催しました。
 講師に介護バイザーとして技術改革を全国で展開し、NHK「ためしてガッテン」が認 めた“技の達人”青山幸広氏(RX組:代表)をお迎えして『相手の「力」を引き出し、自分 の腰を守る介護』と題して、技術指導をお願いしました。
 参加者は、椅子(車椅子)や床(畳)、ベッド、トイレなどの様々な状況と体格(体形)や 障害の程度(機能・能力・意欲など)が異なる対象者を想定した移乗介助技術について学 び、人間の身体機能を理解しながら、支点と力点の応用力学に基づいた腰への負担が少 ない支持姿勢からの移乗手技に「魔法のような介助方法に驚いた」「無駄な力を使わずに 無理なくできる」「介助される側も負担が少なく安心」など、介護者の腰痛軽減(解消)だ けでなく、介護される側との密接なスキンシップから生まれる安心と安全の心地よい信 頼関係によって両者の絆が深まり、精神的な波及効果も期待できると好評でした。

■明元素と暗病反
 「めいげんそ」と「あんびょうたん」と読みます。普段はあまり使わない、聞き慣れない 言葉ですが、「明元素」は、明るく元気、素直で素敵という意味で、「暗病反」は、暗くて 病的、反抗(悲観・批判)的という意味に用いられ、プラス思考(戦略思考)とマイナス思 考(混乱思考)、ポジティブとネガティブだったり、明暗や白黒だったりします。インタ ーネットで検索したら、こんなポスター(写真)が目に留まったので、ご紹介します。
 このポスターは、株式会社SCE(http://sce-inc.jp/)が1989年に制作・販売したもので 当時の企業を勇気付けるメッセージとして一躍脚光を浴び、全国から共感を得ました。 なるほど!言葉の明暗というか、陰陽を白黒で対象表現した単純明快なポスターです。
 歳をとると口癖のように『もう歳だから…「できない」「わからない」「死にたい」』などの 悲観的な言葉がつい出てしまいます。確かに何十年も生きてきた高齢者にとって、やる

SCEホームページ(http://sce-inc.jp/)から転載

べきことはやってきたわけで、今更この歳にな ってまで…というのも理解できますし、老いて いくことは必然的に先(死)が見えて、夢や希望 が持てない、暗いイメージ(暗病反)になってし まうのも無理もない話ですが、せめて「めいげ んそことば」を意識して使うことで、年齢に関 係なく、前向きな自分を見出すことは可能だと 思うのです。
 皆さんも、まずは言葉から始める明元素な自 分探しをしてみませんか(^-^)b!?


■マイショット(パート2)
 昨年9月に「猫のお月見」のタイトルで、南日本新聞の『マイショット』に写真が掲載さ れましたが(本紙28号参照)、味をしめた管理者がまたも投稿して、めでたく掲載されま した\(^0^)/ (南日本新聞 10月20日:24面)
 ちょうど一年前、鹿児島市の石橋記念公園を徘徊 していたら…芝生の中に白いキノコを発見!まるで “キノコの遠足”みたいで、思わずシャッターを切り ました。写真には写っていませんが、近くに黒松の 大木があって、多分、芝生の下にまっすぐ伸びた松 の根から菌が繁殖したのかもしれません(^-^)b
 それにしても、引率する先生のあとを児童たちが 一列に並んで、ワイワイ、ガヤガヤ、にぎやかな笑 い声が聞こえてきそうで、ほのぼのとした写真でし ょ!欲をいえば…これがマツタケだったらなぁ(^0^;


【編集後記】
 世間で婚活・就活の活字が躍っている。活動には明確な意思と意欲、それに環境が必 要で、ホームに暮らす認知症高齢者の生活もまた同じだ。ケアプランに目標を設定して 意欲を引き出そうと生きる喜びを実感する場面づくりに努めているが、人から与えられ た環境でどこまで自分らしい生活を取り戻せるか?…活動は続く!