グループホームゆうゆう

隼人温泉病院
隼人温泉病院
平成21年10月20日 発信
■梅干ばあさん
 「あ"ー頭が痛い!」「何か(薬を)付けてください!」と搾り出すように悲痛な声がホー ムに響きます。声の主は1号館入居者のスミヱさんです。
 スミヱさんは筋金入りの?頭痛持ちで、朝起きて来るなり頭痛を訴えて薬を要求し ます。職員は朝食の準備に追われて十分な対応ができないため、食事が終わってから 定期薬の精神安定剤を頭痛薬と称して投与します。それから一時間ほど経つ頃には頭 痛もすっかり治まって、いつもの穏やかな表情に戻り、職員もホッとします。
 入居以来、頭痛で一日が始まるスミヱさんは、食事とトイレ以外はほとんどベッド で寝て過ごす毎日で、「これだけ寝れば(寝過ぎて)頭も痛くなるわよ」と、日中はなる べく起きて生活リズムの改善を促しますが、頭痛を理由に全く応じようとはしません。
 そんなある日、部屋から出てきてスミヱさんにビックリ仰天!両方のこめかみから 出血しているではありませんか!!転んで頭を打ったのか?早く傷の手当てを…と駆け 寄って傷口をよーく見ると、そこには何と梅干しの皮が張り付いていました。なるほ ど!そういえば昔の人は頭が痛い時、こうして梅干の果肉と皮をこめかみに貼ってい たことを思い出しました。
 梅干は古くから食用としてだけでなく、薬用として 食欲増進や疲労回復、便秘や下痢、鎮痛・解熱・消炎・ 殺菌・抗菌作用などの効能があり、庶民の薬として幅 広く用いられ、先人達の知恵を今に伝える日本人の生 活に欠かせない健康食品であり、万能薬なのです。 …そんなゆうゆうの『梅干ばあさん』は今日も元気で す!
■松城会「夏祭り」
 8月29日に介護老人保健施設:希望の里で松城会『夏祭り』が開催され、入所者や ご家族、近隣住民の皆さんのご来場をいただき、盛大に行われました。
 舞台では、津軽三味線と和太鼓による演奏やひょっとこ踊りが披露され、ゆうゆう からは入居者の康子さん(1号館)と昭男さん(2号館)が「高校3年生♪」を歌って、会 場から惜しみない拍手が送られました。一方、模擬店では、フライドポテトや焼きそ ばなどの人気メニューに長蛇の列ができました。そして、恒例の“お楽しみ抽選会” で会場の熱気は最高潮になり、当選番号が読み上げられるたびに歓声とため息に包ま れ、豪華賞品に一喜一憂しました。最後に実行委員の皆さん!ご苦労様でしたm(_ _)m

■サマーボランティア
 開陽高校(鹿児島市)3年生の石神佳央里さん と樟南高校(鹿児島市)2年生の鳥丸春菜さんが それぞれ夏休みを利用した『サマーボランティ ア』で、ゆうゆうを訪問しました。
 自己紹介のあと、男性入居者の囲碁の相手や 茶話会で談笑したり、食事の配膳や炊事、掃除 に洗濯たたみなどを手伝ってくださいました。
 石神さんの夢は社会福祉士になることで、福 祉系大学への進学を目指して勉強しているそう です。鳥丸さんは看護師を目指し、小児医療や 児童福祉関係の仕事に就きたいと、将来の夢を 熱く語ってくれました。
 石神さん、鳥丸さん、目標はそれぞれ違うけ ど、夢に向かって頑張って下さい!
…ゆうゆうのみんなも応援してま~す(^0^)/

■迷チョウ
 8月10日の朝「昨日、見慣れないチョウが家の中に入って来たんだけど、名前が分 らないから持って来ます」と、1号館に入居するハルヱさんのご家族から電話があり、 応対したチョウに詳しい管理者が同定する(名前を調べる)ことに。
 即席でこしらえた網かごに入れられた白いチョウを見た瞬間、管理者はハッと息を 呑みました。なんと!ウスキシロチョウという沖縄本島以南に分布する南方系のチョ ウだったのです!! 県本土では梅雨前線や台風に乗って飛来する『迷チョウ』で、薩 摩・大隅半島南部で一時的に発生することもありますが、南からの湿った暖かい空気 の流れ込みや先日の台風7号の影響で、風に乗って飛んできたのかもしれません。
 それにしても伊堂寺 操さんの眼力はスゴイ! よくも珍しいチョウだとわかりまし たね(^-^)b なお、この記録は、南日本新聞(8月22日朝刊:19面)に掲載されました。 す!

■鹿児島大学混声合唱団『ポリフォニー・コール』
 9月3日に鹿児島大学混声合唱団『ポリフォニー・コール』の皆さんが、慰問で介 護老人保健施設:希望の里を訪れ、美しい歌声を披露して下さいました。
『ポリフォニー・コール』は「鹿児島大学教育学部混声合唱団」として1954年に発足 し、1956年から現在の合唱団名を引き継いだ、50年以上の歴史ある合唱団です。団員 の皆さんは“ポリ”の愛称で広く県民に親しまれ、合唱祭(5月)や鹿大祭(11月)、定 期演奏会(1月)などで活動しているほか、大学の夏休み期間を利用した演奏旅行を通 して、県内の小・中学校や高齢者福祉施設などを訪問(慰問)しながら、音楽や合唱の 楽しさを伝える交流を毎年行なっています。
 今回は“ふるさとの四季”をテーマにしたお年寄りに馴染みのある唱歌や童謡、歌 謡曲のほか、森に住む小人と妖精が歌をめぐって魔法のいたずらを繰り広げるオペレ ッタ(合唱劇)「森の中の小人」を初々しい澄んだ歌声で、ユーモラスに熱演・熱唱して 下さいました。そして、最後に団員と利用者がふれあい、談笑しながら握手をしたり、 一緒に記念写真に納まったり、なかには感動のあまり泣き出す方もいました。 ゆうゆうの入居者と職員も団員の皆さんの心に響く歌声に元気をもらい、楽しいひと ときを過ごすことができました。
…『ポリフォニー・コール』の皆さん!ありがとうございました (^o^)/

【編集後記】
 台風シーズン到来!温暖化の影響か?海水温の上昇で日本近海で発生したと思った ら、アッという間に発達して接近あるいは上陸する傾向にあるようで、天気予報から 目が離せない。万一の避難場所はどこ?緊急持ち出し袋の中身は?「備えあれば憂い なし」…防災の準備はお早目に!(^-^)b